2016年10月31日

これが水害時の新八間堀川の水位変動!!御城橋下流右岸の樋管からの堤内地への逆流は38時間あまりにも達していた!!御城橋から北側(水海道橋本町〜水海道森下町)の第一波の浸水は、ほとんどが御城橋下流右岸の樋管が原因なのでは???

新八間堀川の水害時の水位の変動について今回はご紹介します。

恐らくこの水位変動の図を見たことがある人は、
国交省の方以外、いないと思います。

新八間堀川のどこの水位かといいますと、
八間堀川排水機場の新八間堀川の方の水位です。
言葉で書かれてもよくわからないと思いますので、写真をご覧下さい。
水位測定地点はこの赤枠のところです。
ここは、御城橋下流右岸の排水樋管から100mもないごく近い場所で、
ここの水位は、この排水樋管の水位とほぼ同じと考えることができます。

八間堀川排水機場そばの水位測定箇所
八間堀川排水機場そばの水位測定箇所
国交省の報告書に出ている八間堀川排水機場の図(P39/81)でいうと
オレンジの丸で表したところに水位標があります。


さて、場所をわかって頂いたところで、
いよいよ水位の変動を見てみましょう。
下の図には、水位変動の他に、
御城橋下流右岸の樋管管底高やその位置の計画高水位、
さらには水門操作や排水機場の運転状況も書き加えてあります。


いかがでしょうか。

この図から以下のことがわかります。

  • 水門閉鎖時には、新八間堀川の水位は御城橋下流右岸の樋管管底高を越えており、逆流が既に始まっていた。
     
  • 八間堀川排水機場の稼働により、御城橋下流右岸の樋管の管底高よりも水位が低くなることもあったが、排水機場の運転停止後8時間で樋管位置の計画高水位(Y.P.14.339m)を水位は越えた
     
  • 最高水位はY.P.14.94mまで達した。
     
  • 最高水位に達した時点で排水機場の運転を再開したが、思いのほか水位低下は見られず、計画高水位以下まで下げることはできずに水位は再上昇してしまった。
     
  • 計画高水位以上の時間は約12時間に及んだ。
     
  • その後、水門を全開したところ一気に計画高水位以下にまで水位が急低下し、その後は鬼怒川本体の水位の低下にあわせて、徐々に新八間堀川の水位も低下していったような状況である。
    9月12日18時に御城橋下流右岸の樋管管底高を水位がやっと下回った。
     
  • 御城橋下流右岸の樋管は管径1000mmの土管である。
    管底高より1m上の位置より若干でも新八間堀川の水位が下がれば、堤内地(住宅がある側)への逆流は収まったものと考えられる。
    Y.P.11.37m+1m=Y.P.12.37mよりも新八間堀川の水位が低くなったのは、9月12日0時であった。
     
  • 逆流が始まった時間は堤内地側の側溝の水位がどれだけあったかによっても変動するため正確にはわからない。
    仮に管底高を若干越えた時点から逆流が始まっていたとすると、9月10日10時から9月12日0時までの
    38時間あまり堤内地に逆流していたことになる。
    ゲートが付いていればこの逆流を止めることができたが、ゲートが付いていなかったため、堤内地への逆流を止めることはできなかった。
     
  • 明橋下流右岸の樋管は鍵がかかっていたがチェーンを切り、ゲートを閉じることができたため、その後は逆流は起きていない。
    御城橋から北側(水海道橋本町〜水海道森下町)の第一波による浸水は、ほとんどが御城橋下流右岸の樋管が原因なのではなかろうか。








posted by joso at 00:00| 検証 (新)八間堀川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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