2016年11月21日

若宮戸 計画高水位Y.P.22m連続しては確保されず

10月13日のブログで、
国交省は、若宮戸の自然堤防の最も低い地盤高が計画高水位以下ということを知りながら放置していたのであり、これは重大な瑕疵であると記しました。
http://office-aoba01.seesaa.net/article/442755356.html

11月19日のブログでは、
若宮戸の上流側溢水地点の詳細な平面図をご紹介し、大型土のうを設置した場所以外にも計画高水位以下の場所があり、元々計画高水位以下の河川水を、安全に下流に流すことができない場所だったことを示した。
http://office-aoba01.seesaa.net/article/444112513.html

これらを追認する資料ということで、
若宮戸の溢水現場周辺の平面図と、
当地区の計画高水位計画堤防高等をまとめた諸元表をご紹介します。

まず、国交省が開示した若宮戸の溢水現場周辺の平面図(標高:Y.P.表示)は次の通りです。
(標高データは非常に細かい字なので、PDFファイルを拡大して御確認下さい。)
https://kinugawa-suigai.up.seesaa.net/pdf/wakamiyado-heimenzu.pdf

若宮戸(上流)平面図
若宮戸(上流側)平面図(標高:Y.P.m)
若宮戸(下流)平面図
若宮戸(下流側)平面図(標高:Y.P.m)


下記リンクは、水害前の若宮戸地区の諸元表で、24.25k〜26.25kまでの計画高水位や計画堤防高がまとめられています(いずれもY.P.m)。
https://kinugawa-suigai.up.seesaa.net/pdf/wakamiyado-shogen.pdf

溢水が発生した24.75K、25.35Kは上記リンクより、
計画高水位はY.P.22.2m〜22.3m程度です。

では、上の2枚の平面図で標高Y.P.22mの等高線を皆さん赤ペンでなぞってみて下さい。


いかがでしょうか。
河川管理者が若宮戸地区の河川管理をきちんと行っていたかどうか、
これで一目瞭然ですね。
(明らかにY.P.22mとわかるラインを赤表示。)

若宮戸平面図 22m等高線赤入れ
若宮戸(上流側)平面図 Y.P.22m赤線
若宮戸平面図(下流) 22m等高線赤入れ
若宮戸(下流側)平面図 Y.P.22m赤線




追伸、若宮戸地区の諸元表で、例えばL24.50kからL24.75kまでの距離は250mですが、
諸元表の追加距離の欄を見るとこの間の距離は226.000mとなっています。
なぜこのような違いが出るのか、皆さんご存知でしょうか。

河川の場合、河心線(川の流れの中心を結んだ線)で距離を求めます。
堤防にある「距離標」は、河心線の接線に対して直角方向に延ばした線と堤防との交わる点となります。
まっすぐに流れている河川であれば、左岸と右岸の距離標の間隔(距離)は同じになりますが、
蛇行している河川では左岸と右岸で距離標の間隔(距離)に違いが出てきます。

言葉で説明してもわかりにくいと思いますので、
「測量士・測量士補試験対策WEB」に出ている解説図を引用させて頂きます。
この図を見るとよくわかると思います。
https://goo.gl/1cgjxd

河川の距離標の配置説明図








posted by joso at 00:25| 検証 若宮戸溢水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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