2016年09月19日

鬼怒川水害史(Ver.2)

鬼怒川流域における過去の主な洪水(鬼怒川水害史)を以下にまとめておきます。
(今後、更に加えるべき情報を発見したときは、追加していきたいと考えています。)

洪水発生
年月・原因
被害状況 基準地点
流量

(石井m3/s)
流域平均
3日雨量
備    考
S10.09
台風
浸水面積:約1,300ha
浸水家屋:739戸
2,200 鬼怒川上流域で約300mmの降雨を記録。
茨城県神大実村、大井沢村等で越水氾濫が発生。
S13.06
台風
浸水面積:
鬼怒川本川筋約8,400ha
田川筋約4,000ha
S13.08
台風
決壊:6箇所
溢水:13箇所
浸水面積:約4,000ha
死傷者:328人(関東全域で)
倒壊家屋:2棟
床上・床下浸水:703棟
5,401 294 鬼怒川上流域で8/31だけで300〜400mmの降雨を記録。
鬼怒川の水位が一部で計画高水位を上回った。
S22.9
カスリーン台風
決壊:3箇所(計500m)(*6)
護岸決壊・流失:14箇所(1,020m)(*6)
 
(以下1都5県の合計値)
家屋流失倒壊:23,736戸
家屋半壊:7,645戸
浸水家屋303,160戸
田畑の浸水176,789ha
4,436
(計算流量)

4,024(*2,4)
300 鬼怒川の石井基準地点上流域で約300mmの降雨を記録。
水海道地点では計画高水位を上回った。

*3によれば、当時の計画高水位は6.55mに対し、最高水位は7.4mに達した。
また、「水文水質データベース」によれば、昭和22年9月16日4時から8時の5時間に渡り、計画高水位を上回った。
S23.09
アイオン台風
堤防決壊:2箇所
浸水面積:約200ha
鬼怒川の中宮祠観測所で538mm、鬼怒川上流部で約300mmを記録。
S24.08
キティ台風
さくら市大中で破堤
浸水面積:約2800ha
田畑浸水:約1700ha
家屋倒壊流失:2戸
床上浸水:230戸
床下浸水:170戸
5,700 286 鬼怒川の中宮祠観測所で627mmの豪雨を記録。
S33.09
狩野川台風
死者・行方不明者2名
倒壊家屋:7棟
床上・床下浸水:510棟
     
S41.09
5,483
(計算流量)
各観測所で警戒水位を超える出水
S56.08
4,322 各観測所で警戒水位を超える出水
S57.09
台風+秋雨前線
297
H10.09
台風
第5号
浸水面積:約200ha
床上浸水:27戸
床下浸水:170戸
5,271 奥日光観測所で368mmの降雨を記録。
各観測所で警戒水位を超える出水
水位は鬼怒川水海道地点で5.17mに達した。
H13.09 2,625
(計算流量)
高水敷が最大95m侵食される
H14.07
台風
第6号
3,616

2,837(*2,4)
325 下流無堤区間で床上浸水
常総市で被害
H23.09
台風
第15号
浸水面積:約30ha
床上浸水:5戸
床下浸水:13戸
3,300 奥日光観測所で391mmの降雨を記録。
常総市の累計雨量は110mmほどであった。
川治ダム及び五十里ダムでは9月21日15時頃から放水量を徐々に増やし、20時の放水量は合わせて毎秒800m3を超えた。
これらの降雨及びダムの放流により、22日2時以降、鬼怒川が急激に増水した。
水位は鬼怒川水海道地点で5.17mに達した。
常総市床上浸水5戸、床下浸水8戸、車両17台浸水。(*7)
常総市が総額2753万9106円の損害賠償金を被害者に支払った。(*7)
H27.09
関東・東北豪雨
決壊:1箇所
溢水:7箇所
漏水等:97箇所
死者:2名
全壊:12戸
半壊:2戸
床上浸水:5,909戸
床下浸水:3,358戸
五十里雨量観測所で3日雨量617mmを記録したほか、多くの観測所で既往最多雨量を記録。
鬼怒川水海道地点で、9月10日11時から16時の5時間に渡り、計画高水位(7.33m)を超過し、観測記録史上第1位の水位(8.06m)を記録した。

(流量はダム戻し流量)

【参考資料】
*1:国土交通省関東地方整備局:利根川水系鬼怒川河川整備計画【大臣管理区間】(平成28年2月) (メイン)
*2:国土交通省関東地方整備局下館河川事務所:鬼怒川洪水の記録
*3:内閣府:災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 1947 カスリーン台風(第1章)
*4:山本晴彦ら:2015年9月10日に茨城県常総市で発生した洪水災害の特徴
*5:国土交通省関東地方整備局:再評価 鬼怒川直轄河川改修事業(平成24年1月11日)(基準地点流量)
*6:国土交通省関東地方整備局:カスリーン台風
*7:住民監査請求結果(樋管の閉め損ない)(平成24年11月14日)






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2016年09月12日

鬼怒川水害史

鬼怒川流域における過去の主な洪水を以下にまとめておきます。
この鬼怒川水害史は、主に国土交通省関東地方整備局が作成した
「利根川水系鬼怒川河川整備計画【大臣管理区間】」(平成28年2月)
に基づき、住民監査請求結果(樋管の閉め損ない)も反映してあります。
(今後、更に情報を追加していきたいと考えています。)

洪水発生
年月・原因
被害状況 備    考
S10.09
台風
浸水面積:約1,300ha
浸水家屋:739戸
鬼怒川上流域で約300mmの降雨を記録。
茨城県神大実村、大井沢村等で越水氾濫が発生。
S13.06
台風
浸水面積:
鬼怒川本川筋約8,400ha
田川筋約4,000ha
S13.08
台風
決壊:6箇所
溢水:13箇所
浸水面積:約4,000ha
死傷者:328人(関東全域で)
鬼怒川上流域で8/31だけで300〜400mmの降雨を記録。
鬼怒川の水位が一部で計画高水位を上回った。
S22.9
カスリーン台風
決壊:2箇所
 
(以下1都5県の合計値)
家屋流失倒壊:23,736戸
家屋半壊:7,645戸
浸水家屋303,160戸
田畑の浸水176,789ha
鬼怒川の石井基準地点上流域で約300mmの降雨を記録。
水海道地点では計画高水位を上回った。
S23.09
アイオン台風
堤防決壊:2箇所
浸水面積:約200ha
鬼怒川の中宮祠観測所で538mm、鬼怒川上流部で約300mmを記録。
S24.08
キティ台風
浸水面積:約2800ha
田畑浸水:約1700ha
家屋倒壊流失:2戸
床上浸水:230戸
床下浸水:170戸
鬼怒川の中宮祠観測所で627mmの豪雨を記録。
H10.09
台風
第5号
浸水面積:約200ha
床上浸水:27戸
床下浸水:170戸
奥日光観測所で368mmの降雨を記録。
水位は鬼怒川水海道地点で5.17mに達した。
H23.09
台風
第15号
浸水面積:約30ha
床上浸水:5戸
床下浸水:13戸
奥日光観測所で391mmの降雨を記録。
常総市の累計雨量は110mmほどであった。
川治ダム及び五十里ダムでは9月21日15時頃から放水量を徐々に増やし、20時の放水量は合わせて毎秒800m3を超えた。
これらの降雨及びダムの放流により、22日2時以降、鬼怒川が急激に増水した。
水位は鬼怒川水海道地点で5.17mに達した。
常総市床上浸水5戸、床下浸水8戸、車両17台浸水
常総市が総額2753万9106円の損害賠償金を被害者に支払った。
H27.09
関東・東北豪雨
決壊:1箇所
溢水:7箇所
漏水等:97箇所
死者:2名
全壊:12戸
半壊:2戸
床上浸水:5,909戸
床下浸水:3,358戸
五十里雨量観測所で3日雨量617mmを記録したほか、多くの観測所で既往最多雨量を記録。
鬼怒川水海道地点で、9月10日11時から16時の5時間に渡り、計画高水位(7.33m)を超過し、観測記録史上第1位の水位(8.06m)を記録した。







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